こんにちは、のの(@mentalhelp_labo)です。
今回は、不安や不眠、情緒不安定などに効くというアロマテラピーについてです。
アロマテラピーについて今日から実践するべく、精神疾患とアロマテラピーについて調べた情報をまとめました。
アロマテラピーとは
アロマテラピーとは、植物の香りを用いて心身の癒しや美容、健康管理に役立てる自然療法のひとつです。
アロマテラピーでは、植物の香りとして、精油(エッセンシャルオイル)というものが使用されます。
精油には、私たちが元々持っている自然治癒力を引き出す力があり、それを使ったアロマテラピーは美容、香育(子供たちを対象とした香りの体験型教育)、スポーツ、介護施設、予防医学など様々な場面で幅広く活用されています。
わたしたち人間への精油の作用
香りのメカニズム
精油が心と身体に作用する経路には、大きく「嗅覚器から脳へ」と「皮膚などから身体へ」の2つがあります。
ここでは「嗅覚器から脳へ」の経路をご説明します。
鼻から吸入した時、香りは鼻のつけ根辺りにある嗅粘膜に溶け込み、香りの分子はインパルス(電子信号)となり、大脳の中心部にある大脳辺縁系に伝えられます。
辺縁系から大脳皮質に、さらに視床下部や脳下垂体へ伝わり、ホルモン系、自律神経系、免疫系の働きを調整しています。
心と身体への作用
精油は心と身体に様々な作用をもたらします。

心に効くエッセンシャルオイル
特に心に効くエッセンシャルオイルには大きく5分類のものがあるようです。
心を鎮め、リラックスしたい時に有効な「鎮静系」、心身のバランスを調整するのに有効な「調整系」、精神疲労回復や記憶促進に有効な「刺激系」、元気づけるような「覚醒系」、落ち込んだ時に幸せな気分にさせてくれる「幸福系」。
この中から、自分の好みを探して、今の自分の気分にぴったりの香りを見つけたいですね。

安全のための注意点
アロマテラピーには必ず100%純粋な精油を使用します。
そのため、安全にアロマテラピーを行うためには、この「精油」の取り扱いについて正しい知識を持つことが必要です。
精油の取り扱いについて
原液を直接触らないこと!
精油は有効成分を高濃度に含んでいます。
そのため、原液をそのまま皮膚につけてしまうと刺激が強すぎます。
皮膚に使用する際は必ず希釈しましょう。
目に入れないこと!
目は粘膜なので皮膚よりも敏感です。
希釈していても目には絶対に入れないようにしましょう。
また、精油が手に付いた状態で目をこするのも危険です。
火気に注意すること!
精油には引火性があるので、キッチンなどで精油を使用した製品などを使用する際は十分注意しましょう。
その他注意すること
その他には、薬のように使用しない、飲用しないことに注意してください。
また、精油によっては日光などの強い紫外線に反応して皮膚に炎症を起こす「光毒性」があるものや、皮膚組織や末梢血管を刺激し炎症や紅斑、かゆみなどの「皮膚刺激」を起こすものがあります。
精油は必ず専門店で購入し、購入の際にどういった注意点があるのかを確認するようにしましょう。
精油の保管について
遮光性のある容器に入れて高温多湿を避けた冷暗所で保管!
精油は紫外線に弱いため、必ず遮光性のある容器で保管します。
また、高温多湿によっても精油は劣化してしまうので、必ず冷暗所で保管しましょう。
開封後は1年以内に使い切ろう!
精油の成分は時間とともに変化してしまいます。
開封後は1年以内を目安に使い切りましょう。
使用する対象者について
香りの感じ方は人によってさまざまです。
安全にアロマテラピーを行うために、自身も含め、体質や健康状態、感受性に注意を払うことが必要です。
不快感や異変を感じた場合はただちに使用を中止するようにしましょう。
特に病気の方や薬の処方を受けている方は必ず医療機関に相談することが必要です。
また、お年寄りや既往歴がある方の場合も通常の方よりも敏感に反応してしまうことがあるので基準の半分以下の量から試すようにしましょう。
子供の場合も抵抗力が弱いため、十分注意が必要です。
皮膚の弱い方はパッチテストをしてから使用するようにしましょう。
妊娠中の方の場合は、妊娠初期や妊娠後期ともに使える精油や方法は限られます。
必ず医療機関と精油の専門家に相談するようにしましょう。
てんかん発作を起こしたことがある人は精油の使用を避けましょう。
その他の精神疾患の場合も、気分が悪くならないように体調をみながら試すようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
わたし自身がアロマ生活を始めたいと思って調べたことですが、現在はアロマテラピーを診療に取り入れたメンタルクリニックもあるようですね。

注意すべきことを守って、楽しくアロマ生活をはじめていきたいと思います。
皆さんが毎日を心穏やかに過ごせることを願っております。
*本記事は書籍「(スマホ問題集付き)マンガで合格! アロマテラピー検定1級・2級 テキスト+模擬問題」及び、サイト「今から始めよう!アロマテラピー〜香りのパワーでこころも体もリフレッシュ〜|すこやかネット|NIPRO-ニプロ株式会社- 「その技術は、人のために。」」を参考にしております。